クボヅカのウルルン
夕飯の後いつも換気扇のグリースフィルターを洗うのだが、その時にもいつも思い出すことがある。
クボヅカのウルルンだ。
グリースフィルターを洗う時はいつもポットでお湯を沸かしてそれをかけてから洗うのだが、そのときはクボヅカの気分になっている。
クボヅカとは窪塚洋介のことでウルルンとはもちろん世界ウルルン滞在記である。
窪塚洋介がウルルンに出たとき彼はどこかヨーロッパの靴だか鞄だかの革製品を扱う工房にホームステイしていた。
有名なメーカーの工房だったかもしれない。
そこでは素材の皮を柔らかくするために熱湯につけ、それを軍手かなんかをして手で揉むという作業があった。
それがよっぽど熱かったのだろう。
その時の様子をスタジオで本人が話したのだが、いわく「こう、白目むいちゃうほど熱かったです」と身振り手振りを交えながらおなじみの無表情で気絶するほど熱かったとの説明をしていた。
その様子が妙におかしくて印象に残ったのである。
はっきり言って記憶に自信はなくどこまであっているか全くわからないけどとにかく自分の中ではそうなっていて熱湯をかけて熱くなったグリースフィルターを「あち、あち」と洗いながら今日もクボヅカのウルルンを思い出すのである。
今日のスウィーツ 食パンにマーガリンとイチゴジャムをぬって