メルヘン
昨日の夜電機の付いていない部屋の窓からたまたま稲光を見た。
一瞬光が反転したように暗い空が白くなり部屋の壁や天井が黒くなる、
空を縦横に稲妻のひび割れが入る様を見ながら、昔の人はこれを見て竜を想像したんじゃないかなどと考えながらしばらく見とれていた。
ちょっと目を離したすきに空が光って後悔することが何度もあったけど。
稲妻を見ると子供のころ行った花火大会で見た花火と稲妻の共演をいつも思い出す。
家の換気口の中のスズメのヒナの鳴き声が日に日に大きくなる。
雷雨にも負けず育っているようだ。
散歩に行くと子供の吹いたシャボン玉が追い越していった。
メルヘンだ。
空に浮かぶ七色の透明な球体を無数に飛ばせるなんて魔法のような発明だなと思った。
今日のスウィーツ たけのこの里